なんじゃそりゃ、と思いますか?この題名。
本に書いてあったんです。
「料亭は大人のアミューズメントパークだ」、って。(何の本かは、なんとなく秘密にしておきます)
料亭って、なんだか敷居が高くて、緊張して、お作法を勉強してから行かなきゃなんなくて、一部のお金持ちが行くようなところなんじゃないの?っていう気がします。一方、アミューズメントパークって言葉をきくと、こどもがはしゃいでる楽しげなところのような気がします。そんなイメージのかけはなれた言葉ふたつもってきてくっつけられたら、もう、なんじゃそりゃ、って言いたくなります。
でも、この言葉に、うふ、そうね、とうなずいちゃう人もいるんです。
料亭では、料理が出てきます。
おそらく結構高い値段を払うし、きちんとしたサービスをしてくれる仲居さんがいたり、部屋がすっきりしててキレイだと思います。
うーんおいしかった?。いい気分だ?。ごちそうさま?。
と、満足して帰る事ができるかもしれません。
でも、それだけの感想しかでなかったら、大人のアミューズメントパークとしては、100%は満喫できていないのです。
床の間のつぼや掛け軸、落ち葉一つ無い庭、ほこりがのってない棚、部屋の温度、お店の歴史、食材の生まれ、食材が運ばれて料理されるまでに関わった人間、器や器を作った人や売っている人、その他いろいろ、探せば色々隠れてるものが見えてきたりします。それを探すのは、難しいし、時に知識もいります。でも、なんか見つかったときは、しみじみとたのしいのです。大人だからできる、遊びってことでしょうか。
なーんて、料亭にそうそう行きもしない自分が、いばっていうことじゃないですがねー。