12/03/2006

人間でよかったーー

テレビでやってました。
イワナの話。イワナはすぐかみつく魚らしい。縄張り争いのために、オスもメスも関係なく、とにかく自分の場所確保するために戦う。

まじかよ。
こわいね。

まずは二匹ならんで泳いでからだの大きさをチェックし合います。それで、あきらかに差があるときは、小さいほうが逃げる。でも、差がビビたるもののときは、ファイト!カーン、と始まります。
そいで、かみつく。ヒレをパク。嫌がる相手がふりはらおうとしても、はなさない。ヒレ、きれちゃうよ。いたいよ。そりゃもうきっと。よくしらないけど。胴体にも、ガブリ。すごい大口。でも、人間のほうが、口でかい。

勝ったほうがそこの縄張りを独占できて、上からふってくるおいしいごちそうをたんまり食べられるらしい。負けたほうは、次の場所をめぐってまたファイト。すっごくちっちゃくて、勝てないやつは、川底で栄養の少ない生き物を食べて戦いに向けて体をつくる。

イワナは15度以上の水では生きられない魚だから、水があったかくなってきたら上流に上っていかなければならない。産卵のために、上流にいかなければならない。

イワナ、たいへんだ。力つけて、戦って、上流めざしてよいしょよいしょ。
なんかの世界とよく似てるけれど、イワナは生まれたときからイワナだし、イワナさぼれないし、イワナやめらんないし、流れに身をまかせ…なんてやってたら、ほんとにどっかに流れて行っちゃうし。
おっそろしくシビア。

人間は、そんなイワナを趣味で釣って食います。
うますぎて申訳けないッス。