親子三代で通う洋食屋さん、って聞いて行きたくなった。ので、行きました。
浅草のヨシカミ。
店の外には行列。扉をあけて、中の店員さんに名前と人数を告げて順番を待ちます。
そうすると、名前で呼んでくれるのがうれしい。なんか、病院の待合室をおもいだしてしまいました。
テーブル席とカウンター席があって、カウンターに座ると料理しているのを、ものすっごーーーーくよくみることができます。料理人は6人くらいいて、ガス台の前にシェフとスーシェフらしき二人、盛り付けと舵取りに一人、サラダと注文受けに一人、注文受けとサービスに一人、洗い場一人、入り口の名簿と店内に目を光らせる人一人、他には店の奥のカウンターで接客をする人もいました。
みんな常に動いているし、料理するときに気合が入っているのが伝わってきます。
自分は客だし、座ってればいいんだけれど、調理場の中にいるみたいな気分になるし、
熱気に巻き込まれてつい、あちこちに目を光らせなければやばいぞ、みたいな気持ちになってしまいました。
わたしの頼んだお肉ちゃんは、いまどこにいる?お、冷蔵庫からだしてほったらかされてるぞ。きっと、室温にもどるまでお待ちだ。お、ついにフライパンにのったぞ。火がブオーって、焼いてる。料理人さんは、肉を見ながらも他のお客さんのドリアとか、肉煮込みの準備とか、ハンバーグとか、色々同時平行でやってる。他の料理人さんが、チキンライス作ってる様子も、思わず見入ってしまうなぁ。具いれた。ごはんいれた。鍋ふった。あれよあれよ、ごはんはパラパラだ。ああ、おもしろい。お客さんって、楽だし最高だなぁ。お金さえ払えば、なんにもしなくていいし、座って好きなだけ好きなとこを眺めて、おいしいおいしいって食事してればいいんだもの。
ヒレ肉ちゃんは、2種類のお酒で2?3回フランベされて、背の高い炎をあげて注目をあびていました。
料理人さんものってたみたいで、料理ショーを生でみちゃった、って感じでした。
そりゃもう、おいしいよ。注文聞かれたとき、「どのくらい焼きますか?」って聞かれて、「丁度いいくらいで。」って言ったかいがあった。ちゃんと丁度いいくらいに、焼いてくれました。
今度また、言ってみよっかな、と思います。